2022年2月その3

横浜で測定作業中。

先週末から去年集めたサンプルの測定作業をモリモリと進めている。データの統合解析のために、先週までにICPでの測定を片付けて、今週のNMRでの測定のデータとがっちゃんこしたかったのだけれど、間に合わなかったので再来週以降までデータの統合はお預け。測定作業は(サンプルの前処理などのプロトコルができてしまえば)無心で作業するだけなので、気が楽。少なくとも、論文を書いたりする作業とは違って、やった分だけ前に進むのがいい。サンプル量が多いのでしんどい時もあるけど、測定作業を最適化するのもまた楽しかったりする。

お邪魔させてもらっている研究室には、いろいろな研究資源(分析装置、研究員、流し台の蛇口から出るRO水、詰める必要のないチップ)がふんだんにあり、とても羨ましい。弊ラボにも研究装置は多少あるけれど分析装置に造詣の深い人はいないし、学生はたくさんいるけれどまともに研究をできている人は多分いない。モチベーション高く研究に取り組んでいる学生が少ないし、PIからして漫然と研究をしているように見える。弊ラボは、何もせずにダラダラと過ごしてきた人間もどきたちの袋小路になっていると思う。そろそろ卒業した後のことを考えながら行動しないと、と思いながら、結局行動できていない私に言える資格はない。自戒でもある。早く人間になりたい。卒業まで1年半しかないし、ついに而立の歳を迎えると言うことに驚きを隠せない。常にマイナス5歳くらいの精神年齢のような気がする(もっと低いのでは)。また、得体の知れない焦燥感がもやもやとしてきている。やるべきと思ったことをやり続けるほかないんだろうなあ。

 

おわり