2024年3月

学会に行ったり、発表したり。

学会(聴講のみ)のために福岡へ。自分の分野とは少し離れたところの学会に行ってみたのだけれど、想像以上に収穫がなかった。データ解析とかで共通するものもあるんじゃないかなと期待したのだけれど、そんなことはなかった。結局、途中から発表を聞くのをやめて論文書きをしていた。

学会が終わった後は長崎まで足を延ばした。稲佐山グラバー園大浦天主堂平和記念公園原爆資料館日本二十六聖人記念館などなどを見て終了。2泊3日で旅行するのも悪くないなと思った。とはいえ、帰ってきてから旅行の疲れであまり研究のほうがはかばかしくなかったので年1回くらいで十分かなとも思ったり。

九州から帰ってきてからは農芸化学会にも参加。こちらはちゃんと発表した。ポスターのほうがしっかりディスカッションできる(と思っている)のでいつもはポスターにするのだけれど、今回はそもそも全発表オーラルだったの仕方なくオーラルで。8分と短い発表時間の上に、マイナーな対象をマイナーな解析方法で研究しているので、伝わるように工夫したつもりだったけれど、聴衆はぽかんとした顔をしていた。悲しい。何より、私の研究ががおかしいのか、おかしくないけどわかりにくいのか、そもそも聴衆が解析の知識を持っていないために理解できていないのかがわからないので対策の打ちようがない。

と、3月はこんな感じで学会と退所のための片づけとか挨拶をしていたら、ひと月が一瞬で過ぎ去ってしまった。修了してから半年間は羽休めの期間みたいにしてしまったなという反省もある。こちらの研究所に移ってきてからはきちんとした成果も出せなかったし、新しい技術も特に身に着けたということもなかった。自分の手でMiseqを動かしたりする経験はできたけれど、あまり技術や知識を増やせたという手ごたえはない。そもそもテクニカルスタッフがいないので、やろうと思ってもできなかったし、そういう環境だから半年だけの在籍になった部分もある。研究室への貢献も碌にできなかったし、歯がゆさがとてもある。

4月からはまたサラリーマン。すでに共同研究の打ち合わせをやったので、引き続き研究はできそうな感じであることはわかった。あとは、暇な時間を見つけて、書き上げられなかった論文の執筆を進めていかないといけない。それから、某会の塾頭を引き受けることになったので、会の講演者依頼の準備も。この塾頭業務が結構重荷かもしれない(なにかのリーダーになるのは、私の得意分野ではないので)。

 

おわり