2024年8月

もうセプテンバー。

仕事。一歩進んで二歩下がっているような日々。草の根活動的な仕事が続いている。新規事業なんかすぐに立ち上がるわけないんだから、それはそうなんだけれどもどかしい。

それはそうと、身近にきちんと技術のことがわかっている人がいる環境はありがたい。もちろん自分でも勉強するけど、がむしゃらに勉強するよりエッセンスだけ教えてもらえるほうが効率がいい。車輪の再発明みたいなことにもならずに済む。

この点だけ見ても、あのまま研究所にいるよりもよかったとは思う。研究員もテクニカルスタッフの方々もどんどんやめていっていた状況だったので、何かを教えてもらえる状況ではなかった。学生時代にはうらやましく見えた潤沢にあった分析装置も、実態はメンテナンスがされておらず使えない状況ではあった。そんな状態で研究所に残っていたら、研究員兼テクニカルスタッフ兼学生指導兼留学生サポート兼etc.、みたいな役回りになって何もできなかったと思う(それはそれで身につくことはあると思うけど)。そう考えると、今の悩みは贅沢な悩みなのかもしれない。学振よりもお給金は増えたし、残業代も出るし。

仕事以外。また別の論文の査読依頼きたので受けてみたらSIがFig. 30近くあった。おかげで査読しているだけで土日が溶けてしまった(自分の速読力がないのもよくない)。たまたま立て続けに依頼があっただけでさすがにもう依頼はないと思うけれど、次があったら自分の論文が仕上がるまではお断りしよう。

あと、会の運営業務もさぼり続けている。8月はだめだめだった。9月は何とかしたい。

 

おわり

2024年7月

もう7月末なことに驚きを隠せない。

ー仕事。研究開発要員ではあるのだけど、今月は受託解析のサンプルをひたすら処理をしていた。思いの外サンプルの処理がうまくいかなくて、試行錯誤しているうちに時間が過ぎ去ってしまった。受託解析のフローが固まるまでは研究側で巻き取らないといけないので仕方ないけれど、見切り発車しすぎなんだよなあと思わないでもない。

本職の研究開発のほうは進展がなくてもどかしい。前職でも新規事業の研究開発を(肩書上)していたけれどその時も順調ではなかった。開発を始めてから10年経って事業化の可能性が見えてくるレベルで、事業化に向けたパートナー探しで1年くらいかけていた時期もあった。前と今では事業の性質が違うので単純比較はできないけれど、新規事業の立ち上げは難しいなあと思う。

ー仕事以外。エルゼビアからの査読依頼があったので初めて査読をやってみたりした。とりあえずやってみました系の研究が多いジャーナルで、インパクトのある研究はほとんどないのだけど、こういう実験データの蓄積も生態学的な研究の考察の際にはとても役に立つし、個人的には嫌いではない。結局これの対応を土日にやっていたので、7月はほかのことがあまりできなかった。もちろん、自分も査読をしてもらったおかげで修了できたのだから、ちゃんと研究者コミュニティに貢献しないといけない。

来月は、あいかわらず進んでいない自分の論文をやりつつ、重荷(自分の特性的には)になっている会の運営業務をやっていく。仕事のほうも進展あるといいなあ。

おわり

2024年6月

1週間弱は胃腸炎か何かで死にかけていた。健康大事。

―体調。振り返ってみると今年の1月くらいにも胃腸の不調でぐったりしていたらしい。前回は明らかにコーヒーの飲みすぎ。今回は、帰宅が遅くなりがちで21時くらいに晩ごはんを食べて24時くらいに寝ているのがよくなかった気がしている。在宅で仕事はできるので、17時くらいにいったん帰宅して、晩ごはん食べてから再開するとかしたほうがいいのかもしれない。帰宅の道中で晩ごはんを済ますのもできるけど、あまり経済的ではないし。それか、夕食は消化の良いものだけで済ますか。

最近はちょっと体重も増え気味。朝晩の通勤で3 kmちょっとを自転車に乗って運動しているつもりだったけれど、青葉山を自転車で上っていたときと比べると運動量は下がっているよう。あの時は1 kg/月のペースでダイエットできていた(もとが太りすぎというのはある)。歳を取ると健康の話が増える。

―仕事。4月にひたすら書いていた助成金は残念ながらダメだった。プレゼンに呼ばれたので、ちょっと期待してしまっていた面はある。しかし、蓋を開けてみれば評価されないだろうなと想定していた部分が評価されていなかったので、そんなの書面で判断できるんだから書面審査できちんと落としてくれと思った。プレゼンの準備はそれなりに時間がかかるのに、1週間でプレゼン資料を作れというのは普通に困る。

1社でやるのはたぶん無理があるので、複数社を巻き込んだ枠組みを作ったりしていかないといけないとは思うのだけど、そのあたりの検討ができていない。それでも、愚直に別の助成金の申請の準備を進めていく。もう少し落ち着いて研究したい。

手持ちのデータの論文化は無理かなあという気がしてきている。

おわり

2024年5月

5月は、GWにちょっと遊んだあと会の運営業務やったり、研究でお世話になった研究所の元スタッフ・研究員さんとビールを飲みに行ったり、東大の五月祭りを見に行ったり、仕事の展示会で3日くらい熊本にいたり、会での発表をやったり、コミティアに行ったりしていた。

今月は土日も仕事に絡むようなことをしていて、ぼーっとしていることが少なかった。充実はしているし、今のところは前の会社の時よりも楽しく仕事ができていて楽しい(小学生)。

息をしている時間すべてを仕事や趣味につなげたい性分なので悪いことではないのと思っているのだけれど、仕事とのメリハリというか、ゆとりもうまく作っていかないとばててしまうので悩ましい。だいたいこういう状態になってくると、部屋と食生活が荒れがち。

5月の記録には、大学と研究所でやり残した論文を6月中に書き上げたいとか書いているけれど、もうちょっと頑張らないと無理そう。結果は出そろっているので、まったくどうにもならない状況ではないんだし。

常々、3人くらいに分身したいと思っている。できても3人全員だらけるんだろうなあ。

おわり

2024年4月

またサラリーマンになった。暇であるはずはないのはもちろん理解していたけれど、ロケットスタートの様相でさすがにへとへとになっている。

会社の業務のほうは、研究費の申請書づくりで一か月が終わってしまった。1回目のDC2を書いたときの手ごたえに似ているので、たぶん今回は厳しい。逆に、今年度中にしっかりプレリミナリーデータを出せれば申請は通せる気がしている。ただ科研費とは性質の違う研究費なので、来年度にまたチャレンジできるかはわからない。とりあえず会社でできそうなことをキャッチアップできたので、5月からはもう少し手を動かせていけるといいのかなと思っている。

へとへとになった要因は、仕事とは別で某会の運営業務をしているというのもある。講演者への依頼をしたり、毎月の講義の司会進行をしないといけないのだけれど、そういうことは自分には不向きなものとして四半世紀の間なるべく避けてきたものなので、突然ストレスなくやれるものではない。とはいえ、引き受けた以上はトレーニングだと思ってやっていくしかない。

仕事と運営業務のほうがある程度落ち着いてきたので、5月からはこれまでやっていた研究の結果を論文にまとめる作業をやっていきたい。朝2時間くらいを使って6月中にドラフトが書きあがればベストかなという感じ。どんなに遅くても、上半期中には仕上げたい。家で仕事できない人なので、朝早めに出勤して適当な喫茶店にでもこもるようにする。

会社のほうの研究も見通しが立っていないので、まだまだしんどい時間は続くかもしれない。

 

おわり

2024年3月

学会に行ったり、発表したり。

学会(聴講のみ)のために福岡へ。自分の分野とは少し離れたところの学会に行ってみたのだけれど、想像以上に収穫がなかった。データ解析とかで共通するものもあるんじゃないかなと期待したのだけれど、そんなことはなかった。結局、途中から発表を聞くのをやめて論文書きをしていた。

学会が終わった後は長崎まで足を延ばした。稲佐山グラバー園大浦天主堂平和記念公園原爆資料館日本二十六聖人記念館などなどを見て終了。2泊3日で旅行するのも悪くないなと思った。とはいえ、帰ってきてから旅行の疲れであまり研究のほうがはかばかしくなかったので年1回くらいで十分かなとも思ったり。

九州から帰ってきてからは農芸化学会にも参加。こちらはちゃんと発表した。ポスターのほうがしっかりディスカッションできる(と思っている)のでいつもはポスターにするのだけれど、今回はそもそも全発表オーラルだったの仕方なくオーラルで。8分と短い発表時間の上に、マイナーな対象をマイナーな解析方法で研究しているので、伝わるように工夫したつもりだったけれど、聴衆はぽかんとした顔をしていた。悲しい。何より、私の研究ががおかしいのか、おかしくないけどわかりにくいのか、そもそも聴衆が解析の知識を持っていないために理解できていないのかがわからないので対策の打ちようがない。

と、3月はこんな感じで学会と退所のための片づけとか挨拶をしていたら、ひと月が一瞬で過ぎ去ってしまった。修了してから半年間は羽休めの期間みたいにしてしまったなという反省もある。こちらの研究所に移ってきてからはきちんとした成果も出せなかったし、新しい技術も特に身に着けたということもなかった。自分の手でMiseqを動かしたりする経験はできたけれど、あまり技術や知識を増やせたという手ごたえはない。そもそもテクニカルスタッフがいないので、やろうと思ってもできなかったし、そういう環境だから半年だけの在籍になった部分もある。研究室への貢献も碌にできなかったし、歯がゆさがとてもある。

4月からはまたサラリーマン。すでに共同研究の打ち合わせをやったので、引き続き研究はできそうな感じであることはわかった。あとは、暇な時間を見つけて、書き上げられなかった論文の執筆を進めていかないといけない。それから、某会の塾頭を引き受けることになったので、会の講演者依頼の準備も。この塾頭業務が結構重荷かもしれない(なにかのリーダーになるのは、私の得意分野ではないので)。

 

おわり

2024年2月

粛々と論文の準備中。

解析結果を整えたのが2月の頭くらいで、文献のサーベイと作図で1カ月くらいが経ってしまった。どちらも完了しているわけではないので作業状況は捗々しくない。弊所で読めるジャーナルに偏りがあって、サーベイが捗らないが原因の一つになっている(言い訳)。特に、環境化学(科学)のジャーナルはほとんど読めない。そういう研究をしている研究室がほとんどないので仕方がないのだけれど、論文を読むということに関して言えば、大学は楽園だったんだなと思う。そんなわけで、3月に論文ダウンロードのために仙台に行く予定(他の仕事ももちろんするけど)。

おわり