2021年2月

月末にD論のイントロセミナーを終え、とりあえず一山は超えました。

今後は、メタボロームのデータを中心に圃場の網羅的なデータを使って、相関ネットワーク解析など手法で環境中の要素と要素間の相互作用の評価を評価していく予定。評価者の先生にも研究の方向性は理解してもらえたようですが、「どういうデータがあって、どういう結果になりそうなのか少しでも見せてもらえないと何とも言えない」とのコメント。あと、「3年間で終わるように思えない」とも。...はい。

つい最近まで、どこまでのデータを取るべきかを自分自身に納得させられるだけの十分な理由づけをするために、環境中の要素(植物とか土壌とか気象とかとか)の相互の影響に関する文献を読んでいました。やろうと思えば植物のゲノムやらトランスクリプトームのデータやらも取れるわけで、このあたりのデータは切り捨てる積極的な理由を落とし込むために時間がかかりました(言い訳)。そんなわけで、実際のデータ解析のほうまでは手が回っていなかったので、これからごりごり進めていきます。

ということでセミナ―後に、過去の試験データを後輩からもらってぽちぽちやっていました。サクッとできるんじゃないのという浅はかな期待は一瞬で崩れ去り、今月いっぱいはこれにかかり切りかもなあという印象。解析そのものより前処理が厄介で、メタボロームのピークデータの取り扱い方あたりから、きちんとやり方を学ばないとダメそう。質量電荷比のデータのままだと意味がないし、1000行近いデータなのでそのまま解析に放り込むのも面倒。たぶん、ピークの塊(?)を抽出する手法があるのかなと思いつつ、LC-MSそのものの理解から足りていない現状です。

圃場の気象データの取得もどうするのか(市販品のセンサー類を使うなら、そこそこの予算が必要)とか、課題が山積みなのですが、正直自分だけでやろうとするとどうにもならない作業量なので、うまく回りを巻き込んでいきたい。というか、もう少しグループ単位で活動するように働きかけていこうかな。生物を扱っている割には個人主義な研究室なので(生物系は徒弟制が普通という個人的なイメージ)、ねっとりした人間関係にはならないのですが、チームプレイができないのが良くないところ。

 

そういえば、確定申告と学費免除と学振の申請書もまだ書いていない。

‥‥あと2年半で終わるの?