2022年10月

D3になってしまった。バッセン通いをしていたら、肋骨を疲労骨折してしまったようで、寝返りを打つのがつらい。

今年度仕掛けた実験のサンプリングもついに終わり、あとは測定に専念するのみ。懸案の元素分析はある程度進められたものの、他の測定も残っているのでデータが完全にそろうのは来年3月くらいな気がする。いろいろとやったほうがいい追加の測定はあるのだけど、データを出してから基本的なデータ解析をして、さらに高度な解析をやって、、、という過程を考えると、かなり妥協する必要があると再認識した。データドリブンの研究なのでデータ量は大事なのだけど、むやみやたらにデータを増やし続けるよりも、今あるそこそこのデータで議論できることだけ議論するのがベターなんだろうなとは思う。どう考えても来秋の卒業は厳しい気がしているけど、死ぬ気でやるしかない。

この二年間研究してきて言えることは、フィールドスケールのマルチオミクスの研究でサンプリングから測定、データ解析まで一人でこなすのは無理。修士の頃からサンプルを集めて測定を始めて、博士で高度なデータ解析をするなら可能だと思うけど、少なくとも3年では到底無理。分析化学とデータ解析の両方の知識も増えて勉強にはなったけど、そもそもラボ内に分析化学を分かっている人も、データ解析を分かっている人もいない中で、完全ソロプレーでの研究活動を強いられたことに関しては全く納得がいっていない。いまだに大ボスの意図が全く分からないのだけど、研究を進めるうえで明確なチーム体制をなぜか作らせないので、個々人が好き勝手間違った分析をしたり、技術が伝承されないという最悪な状態になっている。ましてやwet系の研究室なのにその状態なので、なにがなんやらという感じ。この状況に関しては、出戻りする前からある程度理解はしていたので、私にも多少の非はある。次は、もう少し尊敬できるPIのいる研究室に行きたい。

とにもかくにも、測定とか論文の修正とかを粛々とやっていく。

あと、9月の話だけど学振DC2が取れた。申請書がほしい方は、コメントにでもその旨書いていただければ差し上げます。書面審査セットの農学・環境学7のところに申請しました。

 

おわり