2020年10月

学生になりました。

朝9時ころに研究室に来て、論文を読み漁ったり図書館に行ったりして、夕方6時くらいに帰る生活をしています。Dでの研究テーマは漠然としか決まっていないため、年末まではこういう日々が続くのかなあと思っていますが、早く実験にとりかかれるようにしないとなあという、チリチリとした焦りもあります。

10月末にはD1・M1(4月入学者) のポスターでの研究報告会があり、せっかくなので興味や関連のある分野のポスターを見させてもらいました。3年半前とは研究テーマも少しずつ異なった傾向になっていて、やはりデータドリブンな研究が増えているようでした。それから、今までは地球科学や地質工学をやっていた研究室の学生の中に、社会科学系の研究テーマに取り組んでいる人もいて、非常に面白かったです。環境という研究分野は技術だけではどうにもならなくて、人文的な方向からの研究は欠かせないと思います。ポスターをザーッと眺めながら、会社員時代の経験を踏まえて環境分野の研究を実感を持ってみる視点ができたのはよかったと改めて感じました。

ちなみに、ポスター発表ってどういうコミュニケーションをしたら、お互いに有意義な時間を過ごせるんでしょうか。私のコメントは発表者の役に立っただろうかと、いつも不安になったりします。研究内容に対してクリティカルなコメントをできればよいのですが、いまだに良く分かっていません。そういった思考も、自分のテーマを3年間必死に突き詰めてやった後にはいつのまにか身にいるんでしょうか。

 

おわり