2020年8月

博士後期課程(社会人特別選抜)の入試を受けてきました。1日目は1時間の口頭試問、中1日を空けて2日目は10分の面接でした。あまり思い出したくないですが、現実を見つめてやっていこうと思います。

1日目

口頭試問では修士での研究内容と博士での研究予定の説明をしました。口頭試問のために、業務の合間を縫って修士時代のスライドを加筆修正していましたが、改めて見直してみると、まあひどい。スライドに文字が詰め込まれているし、ストーリーがよくわからない。ストーリーが分かるように論点を整理してみると、欠けている部分が見えてくるけれど、結局そこをサポートする実験結果もない。当時は自分なりに考えて実験していたと思うのですが、実際は行き当たりばったりだったなという感想です。今後は研究全体のストーリーを意識して、必要な実験、不必要な実験の見極めを意識していかないといけないなと気を引き締め直しました。

説明後に主査、副査の先生からもいろいろコメント頂きましたが、一言でいうとボコボコといった感じでした。

博士での研究はデータドリブンな研究になるが、メカニズムの理解は不可欠。メカニズムの解明は今後も進めるべき。博士での研究のゴールが見えない。修士での研究で欠けていたところは?修士から博士への研究のつながりは?などなど。

ボス(指導教員)には、一度スライドはチェックしてもらっていましたが、コメントがほとんどなく、「不安だな」と思っていたところはほとんど口頭試問で指摘を受けた気がします。主査副査の先生を心の師として、精進していきたいです。

2日目

面接は和やかな雰囲気を想定していたのですが、ピリついた雰囲気。研究室内の博士の学生からは大した質問はされないと聞いていたので、あまり準備をしていなかったこともあり、その場しのぎ的な発言になってしまった点はかなり反省しています。挙句は、私が退職した上での進学ということを説明したら、選考区分が違うんじゃないかと教授内で内輪揉めの様相を呈する始末。

なんだか不安しかない入試でした。

 

9月末までは会社に在籍しているわけですが、まずは口頭試問での指摘を踏まえて研究状況の整理を始めました。論文ごとに既知の事実、未解明な点、課題点などを整理して比較表を作ってみたりしています。修士時代は論文を読んではいても、整理していなかったりと杜撰なサーベイの仕方だったので、方法も随時ブラッシュアップしていければいいかなと思います。

研究分野をサーベイする

 

おわり